甲状腺がんの検査

6月5日に福島県が開催した「県民健康管理調査検討委員会」(星北斗座長)で、2011年度と2012年度の2年間で17万5千499人の子供が、甲状腺の超音波検査を受け、二次検査を受けた421人から、27人が「甲状腺がんまたはその疑い、内12人は確実にがん」であったと報告されました。「子供の甲状腺がんは100万人に1〜2人」と福島医大の教授たちが言う数字と比較して、17万人余から、確実にがんとされた子供が12人ですから、100万人あたりでは70人と、大変大きな数字になります。原発事故の影響ではないと、福島医大の教授たちは言いますが、甲状腺がんはチェルノブイリ事故で多発したことが、国連機関で公認されています。事故との関わりを議論するよりも、更に広く、水戸も含めて、被爆した人々をしっかり検査し、発見されたらすぐに、処置をする現実的な対応が迫られています。当院でも甲状腺検査を行っています。検査をご希望の方は医師にご相談ください。




当院の甲状腺検査

【画像診断(超音波検査)】

当院での甲状腺超音波検査は、のどの部分に検査用のゼリーを塗り、プローブと呼ばれる機械を当てて、下記の「検査のポイント」について行います。検査にかかる時間は、およそ10〜15分ほどになります。


甲状腺



検査のポイント

  • 大きさの計測(模式図a・bの大きさ、峡部(最も細い部分)の幅)
  • 表面の形状を観察
  • 内部エコーの様子を観察
  • 膿胞、石灰化、腫瘤などの有無を確認
  • 内部の血流の様子を観察


【血液検査】
  • 甲状腺の機能検査
    • 正常に機能しているかを調べます
    • 甲状腺ホルモン(TSH、F-T3、F-T4)
    • サイログロブリン(Tg)、抗サイログロブリン抗体(Tg-Ab)
    • 抗甲状腺ペリオキシダーゼ抗体(TPO-Ab)など
  • 甲状腺の腫瘍マーカー
    • 腫瘍が有るかを調べます
    • CEA、カルシトニン、など



2013.7.15発行

相川 達也

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